私が20代後半の時、たった半年間だけですが、”社長のかばん持ち”という立場だった時がありました。
実際にかばんは持ったことは無いですが(笑)
昼間も夜も、社長について回って、言っていること、やっていることを、
漏らさずに吸収しようと思って過ごしていました。
その頃の私は、お酒もほとんど飲めず、
コップ1杯のビールで体調が悪くなることもあるくらいのお酒レベルでしたが、
その半年間は、毎晩のように飲みの場に連れて行かれていました。
その時に、社長が言っていたこと
『俺と飲みに行っていろいろな話をするだろう。
きっと、他愛もない、為になってるかわからない日もあるだろう。
でも、10回飲みに行って、10回全部がバカ話で終わることはありえないよ。
10回飲みに行ったら、その中に、1つや2つの、本質に迫る話があるはず。
そこから勝手に学びなさい。 だから、俺はお前を、10回飲みに連れて行く!』
今の時代ではありえない、パワハラとアルハラと理不尽が てんこ盛りなエピソードですが、
本当にそう言われ、半年間、ほぼ毎日のように飲みました。。。
結果、どうだったか。
10回に何回か、打率は分かりませんが、
この半年間で、「会社」「地域貢献」「社長」「社員」「業績」「家族」「お客」「技術」等々。
1つ1つの言葉で思い出が蘇るくらい、深く話し込んだテーマもありました。
時には、生意気にも言い争いになることもありました。
副産物として、人並みに、お酒が飲めるようにもなりました(笑)
誰よりも多い、社長との時間が、自分の指標や参考になり、
自分自身の中に、軸として、一本の芯を通していただいたように思います。
二日酔いの日々は大変でしたが、感謝してもしきれない貴重な時間でした。
今の時代、部下や後輩を飲み会に誘うことさえ憚られるような風潮がありますが
飲みの場であったり、普段の何気ない会話の中から学ぶことも多いと思います。
別に、必ずしも飲みの場である必要は無いですが、
コミュニケーションの機会や回数も大事であることを教えてくれる思い出です^^
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