マネジメントノート#3

マネジメント




4月から、新任部長や新任課長が、新たな役割で、新しい期を迎え、1週間が過ぎました。

新たな責任を背負った新任マネージャーは、今までは知らなくて済んでいた、社内の種々の問題について、
初めて耳にし驚いて、頭を抱えていたりします。

それを喜んではいけないのだけど、昔の自分を思い出しながら懐かしみ、
成長の入り口にいる新任マネージャーを見ながら、ニヤリとしてしまう、性格の悪い私です。

私が29歳で、初めてマネージャーになった直後、
いきなり、何人もの先輩社員が部下となり、重い気持ちになりながらも、
1人1人と面談をして、互いの人となりを知る為の機会を設けました。

ただ、面談を通じて、予想もしてなかったことも打ち明けられました。

・奥様がご病気で、出張はおろか、残業さえもできない。
・借金があり、今の給料では足りない。
・〇〇さんと▲▲さんは、同じ職場にいるが折り合いが悪く、雰囲気を悪くしている。等々。

知ったからと言って、全てが全て、自分で手を打てる内容ばかりでもなく、
社員の給料を、私が明日から多くすることも出来ないので、

もやもやを抱え込んだだけの面談になったりします。

それぞれの問題は、本人からしたら、大問題であることは確かなので、
誠意を持って、真摯に聞く必要はありますが、
その全てを自分自身の問題として捉え過ぎると、
それはそれで、私自身の精神衛生上、良くないことは明らかです。

もちろん、新たに担った責任や権限で、解決できることは解決すればいい。
でも、どうにもならないこともある。
だけど、マネージャーになりたての頃は、どうにもならないことに対しても、
一喜一憂、右往左往してしまいます。

せいぜい出来ることは配慮と気遣い。

これまでのパフォーマンスが評価されてマネージャーになっているのだから、
日々のベストを尽くした上で、今すぐ、どうこうしようがない問題に対しては配慮と気遣いをしながら、

解決できるチャンスが来るまで待つしかないと、そう考えることにしています。

そんな切り替えが出来るまで、もうしばらくはかかりそうな新任マネージャーですが、
そのもやもやさえも、成長の糧になると思って見守ります^^

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