マネジメントノート#11 マネジメントの自己研鑽

マネジメント


今年度も、あっという間に4分の1が終わってしまいましたが、
メンバー全員の今期目標シートを承認し終わったのは、つい最近でして。。

今年の土台となる事業計画や、個々のメンバーとの目標(約束)擦り合わせに、
3ヶ月も費やしてしまった感じです。
大事なことだから、それだけの時間を費やす必要があるのですが、
今年度の残りが、9ヶ月しか無いということを考えると、焦ります^^;

ところで、目標面談などしていく中で、マネジメントとしての自己研鑽とは
どういった目標を立て、どのように進めていくものなんでしょうか?

という新任マネージャーからの質問があり、ふと考え込むことがありました。

即答レベルでは、
マネジメントたるもの、自己研鑽と言っても、資格取得とかeラーニングとか、そういうのとは違う。
お客様との会話、メンバーとの会話、に役立つ情報の入手すべてが、そのまま自己研鑽や! 

ということだったのですが、それはそれで間違ってないとは思いつつも、
それって、営業マン時代に、お客様との会話のネタを探していた意識と、あまり変わらないな、ということと、
新任マネージャーが聞きたかったことは、そういうことだけではないだろうな、ということに思い当たったので、
思いのほか、考え込んでしまいました。

当社にも、各階層ごとのマネジメント研修はありますし、毎年の目標シートを書く際に拠り所となる
等級定義書や、昇降格の条件などで、マネジメントレベルを上げたり測ったりする仕組みはあります。
なので、必要最低限、今の自分に求められているマネジメントスキルや、次に求められるスキルを
把握することはできますが、やはり、それって必要最低限なんですよね。

それでも、新任マネージャーが指標にしたり、目標として掲げることの材料には、十分足りると思います。

でも、新任でありながら、既に、次なる自身の成長を目指して、自己研鑽について質問してくる
マネージャーには、やはり、その先を求めたいと思います。
それを良い言葉で表現したかったのですが、結局行きつくのは、
「自分を分厚くすること」「自分の軸を太くすること」という、とってもアナログな言い方にしかなりませんでした^^;

組織マネジメントを真剣に考える人で、ドラッカーの存在を知らない人はいないだろうし、
ドラッカーとは? を上手く説明できないまでも、例えば、何に重きを置いたマネジメント論なのか等、
一般常識としてくらいは知っておいてほしい。
会社の研修以外にも、書籍であったり、外部のセミナーであったり、自分が欲しい・自分に必要と感じる情報を入手する
努力をしてほしいと思います。

まぁ、それが自己研鑽と言えば、自己研鑽。

その上で、自分の軸として、自分自身が最も大事にすること、したい事を、言葉にできるくらい考えること。
その言葉にできた理想像を、自分の軸として大切に育てて、太くしていくこと。
その軸を太くするのと同時に、様々な経験や苦労を積み重ねて、自分に自信を持ち、分厚くしていくこと。

分厚くなった自分が、自分の言葉で、自分の軸として育てた理想像を、みんなにわかる言葉で表現できるようになること。
その間も、分厚くする心がけと、軸を太くする努力を怠らないこと。
それが、「マネジメントとしての成長」なんだろうなという結論に至ったのだけれど、
あまりに重い結論になってしまったがために、自分自身の足らずが気になり始めた暑い午後です・・・。


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